プラごみ条約、合意先送り

 

釜山で開催されていたプラごみ条約締結のための政府間交渉委員会が2日未明、合意の先送りを発表しました。
様々な利害関係が衝突しあうのは他の案件同様ですが、気候変動にくらべ「被害が実感しにくく、危機感が薄い」ことも一因とのことです。
これは5年間膨大な量のごみを拾い続け、それでもますます打ち寄せるプラごみが堆積し続ける事実を知る我々からすると想像しがたいことですが、それが広く社会の現状です。
プラスチックの生産量、土壌や海洋への放出量はこの 50 年で 4 倍、約 4 億 5000 万トンに達しました。

現状のペースで増え続けると 2050 年にはさらに現在の3倍となる試算もあり、我々の大地や水辺が全てプラスチックに覆い尽くされる未来もそう遠くないのかもしれません。

2024年12月03日