里山だより

 

さざなみ農園スタッフによる里山からの投稿です。

ブログ一覧

秋の夜の生き物探索

気温が高いせいか、11月中旬の夜も夏の生き物達が観察されます。今夜は食事中の褐色ナナフシ、まだ冬眠する気配のないアマガエルが確認できました。

2024年11月14日

秋の谷津田

 

当農園、秋の風景です。希少生物も増えてきました。本日はコオイムシ、シマゲンゴロウ、コガムシが確認できました。

2024年10月04日

風の谷だより

当プロジェクトでは数十年間手つかずで荒廃した山林、農地の復元作業を行っております。こちらの「風の谷」と名付けた谷津田わきの山地では千年の森をつくりあげるべく、昨年よりクヌギ、コナラの植林を行っております。非常に地道な作業ですが、一歩一歩前進しております。たとえこの世界が「腐海」に覆われようと、美しい自然をとりもどせるように、生命の多様性とそれを支える心を育んでおります。

2024年08月07日

生命多様性復元への試み

放置谷津田における竹林の伐採、水田の復元を続けております。昨冬に水田脇に50~60cmの小さな池を造成、観察を続けておりましたところ、ミズカマキリやシマゲンゴロウなど、かつて見られない生き物がも戻ってきていることが確認されました。単調な環境に、ほんの少し変化を加えただけで、生命の多様性は一段と改善していくのだと実感しています。

2024年07月06日

習志野カブトムシプロジェクト(近況報告)

★習志野カブトムシプロジェクト★

街の緑化と温暖化ガス減少、子どもたちの生命への触れ合い体験を兼ねた取り組みの紹介です。

NPOさざなみによる「習志野カブトムシプロジェクト」では昨年12月に津田沼駅周辺、奏の杜エリアで回収した街路樹の落ち葉を腐葉土化し、カブトムシの幼虫を育てています。街の美化と環境保全を兼ねた取り組みです。

 2月20日の時点で70匹余りがすくすくと育っておりました。7月初旬頃に成虫となりますので、地域の子どもたちで欲しい方にお配りできると思います。6月頃、茜浜定例清掃の際などにご案内します。

 街の美化と循環型社会の実現の一助になればと願い、試験的に始めた取り組みです。冬になると街中に大量に溢れる落葉樹の枯葉ですが、もとは植物の光合成により大気中の二酸化炭素から合成された有機物です。かねてから燃やせるゴミとして捨ててしまうのはもったいないと感じておりました。循環型社会と言われるように、地球も大きく眺めてみれば閉鎖環境です。全ての人、一人一人に価値があるように、自然界にも無駄なものはありません。

 枯葉は集めて燃やせば再び炭素が大気中に戻りますが、うまく利用すればカブトムシくんや微生物たちの力により、良質な土壌に生まれ変わります。こうして得られた土を街の緑化に役立てることができないか、模索しております。枯葉をゴミとして燃焼しないことにより、大気中の温室効果ガス削減の働きもあります。

 習志野市のように都市化が進んだ地域ではこうした土つくりをできる場所が限られているため、現在は枯葉をさざなみ農園に搬送して作業を行っておりますが、うまく軌道に乗り条件が整えば、市内で土つくりができればと考えております。

 冬期に近隣地区の清掃などで落ち葉や枯れ枝の回収作業を担当される方で、ご協力いただける方はぜひ contact@sznm.org までご一報願います。回収に伺います。

 NPOさざなみでは海辺の再生の他、里山の保全や荒廃山林への植林などさまざまな取り組みを展開しております。ぜひご興味ある皆様の参画をお待ちしております。

2024年02月21日
» 続きを読む