Topics (2023.3.19)

2025年の開園に向け「房総再生プロジェクト」における「さざなみ農園プロジェクト」が始動しました。

➡ 「さざなみ農園プロジェクト」始動のお知らせ(ニュース欄から)

里山保全

人と自然が調和した、持続可能な里山つくりが進んでいます。

2025年春に開園予定の「さざなみ農園」ポスターが出来上がりました。

房総再生プロジェクト概要

 2015年に国連で採択されたSDGsのゴールの一つにあるように、現在急速に失われつつある生命の多様性を保全・復元することで、その土地の豊かさを守ることが急務となっております。 

 我々が住む千葉県においても、かつて当たり前に見られた動植物が減少していることを多くの市民が実感しており、生き物・生態環境の悪化は非常に深刻です。こうした流れの中、いくつかの美しい房総の田園を舞台に、自らが住む地域の生態系保全の必要性を強く意識した有志の一般市民を中心に、「房総再生プロジェクト」と称し里山の保全および耕作放棄水田の管理を引き継ぐことで、環境の保全・伝統的な稲作文化の継承の取り組みが始動しました。 

 無農薬での米つくり、県内で絶滅が危惧される水生昆虫や両生類の保護、さらに未来を担う子供たちへの環境教育を目的に我々は集まりました。2021年に始動した本プロジェクトは現時点では順調に動き出してはいるものの、いまだ手探りの部分も多く、より多くの支援者・理解者を求めております。


➡ 房総再生プロジェクト face book ページは こちらです。 

 

基本理念

① 米つくりを通した豊かな里山の保全と教育活動我が国の伝統的な稲作文化の保全を通して、失われつつある陸上の生命多様性の復元を行う。稲作は基本的に無農薬で行い、動植物と人間の共生を具現化する。また、稲の成長やその過程で体感する周辺の生き物との出会いにより、子供たちの豊かな心を育む。

② 人と経済の流れを生み、平等な社会の実現に貢献する田園部の過疎化の影響で、耕作放棄地をはじめ、里山の荒廃が深刻である。本プロジェクトを通してこうした人の流れを作り、再び豊かな地域社会の創出を目指す。収穫した米は子ども食堂への寄贈や、地元酒蔵での限定酒醸造、関心を抱く人々への提供など様々な用途に応用することで社会に貢献する。

③ 持続可能な社会の実現に向けたネットワークの構築里山保全の活動を基軸に、関連する様々な個人・団体と連携し、持続可能な社会つくりへの前向きな風を生み出す。すでに様々な領域で活動するグループへの積極的な呼びかけ・協力を行う。