習志野環境フォーラム2025開催報告

習志野環境フォーラム2025開催報告

このたび昨年に続き新習志野にて2回目となる環境フォーラムを開催させていただきました。

3月15日に行われた本会合では東京湾保全の最新の取り組みや、地球環境と人間への影響をとらえる「プラネタリ―ヘルス」に関連した話題提供を4名の登壇者からいただきました。

堀田健治氏による東京湾奥における昆布の育成は日本初の試みであり、今後我々の身近な海域での応用が期待されます。中村倫明氏によるマイクロプラスチックに関する新しい知見は日々東京湾岸での水辺の清掃活動に取り組む私たちにとって活動のヒントを示唆しておりました。長年三番瀬の海辺で野鳥の観察を行う田久保晴考市による干潟の生命に関する考察は身近な海辺を愛する人々の心を打ちました。梶有貴氏からは医師として環境変化と人間の健康とのつながりに関する講演をいただき、環境保全が単に美しさや動植物の保全のみならず、私たち人類の存続にかけがえのないものであることをお伝えいただきました。4名の後には約30名の参加者が集いディスカッションを開催、様々な質問や意見が飛び交い、皆様の関心の高さが伺えました。

2020年春から習志野市の海辺でごみ拾いを始めた我々ですが、多くの仲間に支えられここまで活動を継続することができました。「とりもどせ僕たちの海プロジェクト」と称し10年計画で始動した本活動ですが、後半に突入し今後の活動のヒントを得られる会合となりました。引き続き身近な海辺や里山の環境を保全する意味を追求しつつ、努力してまいります。

2025年03月18日